インタビュー

株式会社スリーエスコンサルタンツ様

小田さま:まずメンバーの自己紹介をさせていただきます。一人は経営企画部の北野です。主に会社の将来の舵取りに携わっています。
もう一人は蒲澤と申しまして、実際に現場に直接関わっているメンバーです。
最後に私は、事務所側で管理に携わっている小田と申します。
3人それぞれに役割がわかれていますので、よろしくお願いします。

どうよろしくお願いいたします。
みなさまがどのような業務に携わっているのか、お聞かせいただけますか

北野さま:それではまず弊社の事業について、ご説明させていただきます。
弊社は国や自治体など行政機関をクライアントとする建設コンサルタントです。
各自治体や行政機関から委託をうけまして、主にインフラなどの整備事業に携わっています。

実際に現地でどのような業務をされているのでしょうか

蒲澤さま:現場では主に点検業務に携わっています。証明や標識が経年劣化で錆びていないかなど、写真で記録して修繕の検討や現状の報告をする業務です。

一つの現場あたり、どの程度の人数でどのくらいの期間をかけて作業されるのでしょうか

蒲澤さま:今回の業務に関しては3班くらいで動いておりまして、ひと班4~5人で構成されていますので、1日15人程度です。

写真は一つの現場あたり何枚くらい撮影していますか

蒲澤さま:今回の業務では標識や照明、道路の施設になりますが、だいたい一つの施設ごとに10枚くらいは撮影します。
小田さま:撮影枚数は業務にもよります。橋梁の点検では一つの橋梁にたいして100枚になることもありますね。

写真を必要としない点検もあるのでしょうか

蒲澤さま:それはないですね。
小田さま:問題のある箇所だけでなく、問題がない箇所も記録します。

調査設計は年末に一気におこなうイメージがあるのですが、繁忙期などあるのでしょうか

小田さま:官公庁がクライアントになりますので、年度単位で予算が組まれて私達へ発注される、というような流れになります。
したがって、年度初めにスタートして年度末に終わる工程が組まれることが多いです。
1年間の流れでは、現場に入るのは前半部分、後半部分は現地に行った結果のとりまとめをおこないます。
毎年このようなサイクルです。
計画的に進行していますので、特に忙しさが集中する時期はないと思います。

ありがとうございます。ShareSnap導入についてお伺いいたします。
今回弊社のShareSnapをご導入いただいた経緯を教えてください。

小田さま:委託を受けている点検業務は定期的に行なう必要があるため、効率化が求められます。
まずは、自治体や国の方針として、人力だけでなくツールなどを使った効率化が求められている背景があります。
私達は今年から効率化のためにツールを導入し始めたわけではありません。
以前からShareSnapとは別のツールを使っていました。
各ツールも良いところもあれば改善が必要とされるところもあり、現時点では発展途上だと考えています。
そこで、今年は前年度と違うものを使ってみよう、ということで、ShareSnapを試してみようという経緯があります。
蒲澤さま:私はこのような業務に入るの初めてでして、他社のアプリを使用したことがないんです。

そうなんですね、ではシステムやアプリを使う前は、どのようにして業務を進められていたのでしょうか

小田さま:基本は人力です。
カメラで撮影して画像データをパソコンに取り込みます。
その後Excelを使って写真の貼り付け、点検記録の入力をして資料を作成していました。

点検の時は、チェックポイントを記録すると思いますが、そのときはチェックシートを別途持参していたのでしょうか

小田さま:そのとおりです。

チェックシートは社内専用のフォーマットがあるのでしょうか。もしくは個々それぞれに作成しているのでしょうか

小田さま:個人で使いやすさがありますので、基本的には作業者それぞれで用意することになっています。

ベテランの人はうまく対応できると思いますが、初めて赴任される方は、どこから見て良いのか、どのポイントを見れば良いのかは、先輩から教わる必要があるということですね

小田さま:おっしゃるとおりです。

弊社のShareSnapをご採用いただくにあたり魅力的だった機能はなんでしたか

蒲澤さま:大量に写真を撮影する都合上、写真と位置情報が自動でリンクできることが利点でした。
前までは、撮影した画像を持ち帰って一枚ずつ位置情報をリンクさせていました。
画像の数が多いと、整理しきれずに時間がかかってしまうことも多かったので、やはり写真に位置情報がリンクされているのは重要なポイントだと思っています。

ShareSnapではCSVで位置を指定して、そこに行って写真をとる形と、行った場所のGPSをとって記録する2つのパターンがあります。
御社の場合はどちらでお使いですか

蒲澤さま:GPSを使っています。

現地へ行って写真をとって、撮影した場所が記録されていることが大事なんですね

蒲澤さま:そうですね。

ShareSnap導入までの流れについてお伺いします
アプリ導入にあたりセキュリティ等の制限はありましたでしょうか

小田さま:昨年度導入した別のアプリでは会社から支給されるタブレットへインストールして使っていました。
実際に利用する現場の人が端末になれておらず、うまく使えないことがあったので、ShareSnapでは自分たちが使い慣れたタブレットへインストールしてみようという試みを行いました。

ShareSnapは端末にデータが残らない仕組みなので、個人の携帯へインストールしたとしても、情報漏洩などのリスクはないと思います。
実際に初めてShareSnapを使ってみたときの、使いやすさはどんな感じでしたか

蒲澤さま:私はすんなり使えましたが、同行していた年配の方は、私が説明して使えるようになりました。
アプリなどに疎い方でも、ある程度時間をかけたら問題なく使いこなすことはできそうです。

今はみなさん使いこなせている、という状況ですか

蒲澤さま:そうですね、業務に携わる人間は使えるようになっています。

実際に使ってみて、よかったところ、悪かったところはありましたか

蒲澤さま:写真と位置情報のリンクは整理の時に使いやすいと感じています。
あれば良いなと感じたところは、画像の整理機能です。
数多くの写真を撮影する関係上、位置の整理や管理はできていても、名前などの順番でフィルターにかけて並び替えができないことがあるので、改善いただければより効率的な作業ができるのかなと考えています。

スリーエスコンサルタンツさまの今後の展望を教えてください

小田さま:効率化という観点になりますが、理想は人が現場に行かなくても点検ができるようになれば良いと考えています。
現実的に人が関わらないのは難しいので、例えばひと班あたり一人で業務に携わるようにして、あとはドローンなどを使って自動で画像を撮影して、損傷まで判定できるところを目指したいです。

私達も協力できたらと思います。橋梁の点検はすでにドローンを使っていますか

小田さま:国や自治体からドローンの活用を指定されることもありますし、弊社が提案することもありますが、まだ事例は数少なく、あくまでも試行している段階です。
橋梁の場合、人が隣接できる前提がありますが、どうしても難しい場合はドローンを使う、というイメージです。

今後も最新の技術と連携させながら皆様の業務効率化に貢献してまいりたいと思います。
本日はどうもありがとうございました。


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